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2023/04/01
Column

ハンドドリップコーヒーではなくサイフォンコーヒーを採用した理由

サイフォンコーヒー講座プロフェッショナルコースの問い合わせが増えています。

問い合わせは、開業間近の方や間借営業を予定されている方、ハンドドリップ抽出からサイフォン抽出に変更を検討されている方などさまざまです。そこで今回は、COFFEE ROASTERY 101がハンドドリップコーヒーではなくサイフォンコーヒーを採用した理由を説明したいと思います。

【目次】
1.なぜサイフォンコーヒーが良いのか?
2.サイフォンコーヒーを採用した理由
3.まとめ

なぜサイフォンコーヒーが良いのか?

「なぜサイフォンコーヒーが良いのか?」と聞かれるとCOFFEE ROASTERY 101としては、「なぜハンドドリップが良いのか?」と聞き返したくなります。それぐらいサイフォンコーヒーには魅力が詰まっています。

理科の実験をしているようなコーヒーの抽出における演出は、小学生から大人まで楽しめるのではないでしょうか。

また同業者の多くはハンドドリップコーヒーを採用しているので、サイフォンコーヒーを採用することは差別化としての魅力もあります。COFFEE ROASTERY 101の実店舗では、何一つ隠すことはないので写真もOK、動画もOKです。

サイフォンコーヒーを採用した理由

元々、実店舗である珈琲屋101はハンドドリップ(ペーパードリップ)からスタートした喫茶店です。その後、ハンドドリップ(ネルドリップ)へ変更、最終的に現在のサイフォンコーヒーになりました。分店として茶房あずまやを開業する際には、珈琲屋101はサイフォンコーヒー、茶房あずまやはハンドドリップ(ペーパー式)で予定していましたが、今思えばサイフォンコーヒーにして良かったと思います。

茶房あずまやの開業に向けてハンドドリップでコーヒーを淹れる練習をしていましたが、どうしても3つの違和感が残りました。この違和感を限りなく解消できたコーヒー抽出方法が、サイフォン器具による抽出だったのです。

①ハンドドリップでは安定して美味しいコーヒーを淹れることができなかった

鮮度の良い、高品質なスペシャルティコーヒーを使用し、美味しいコーヒーには仕上がります。

ただ、ド素人の私にはどうしても安定感がありませんでした。例えばお客様が立て続けに4名、2名、3名、1名の計10名がご来店くださった場合、10杯のコーヒーをほぼ同じようなクオリティに仕上げることが難しかったのです。

抽出後、毎回コーヒーの味をチェックして提供するわけにもいかないし、実際の現場ではいつ起こるか分からないイレギュラーに目を光らせ、瞬時に対応しなければなりません。お客様を必要以上に待たせてしまうことは、あってはならないことです。

サイフォンコーヒーでは、コーヒー豆の量を調整することで、お客様ごとにコーヒーの濃さを変えて連続抽出することもできます。クオリティも高く、ほぼ安定しているため自信を持って提供できると確信できました。

②ハンドドリップではコーヒーの抽出における仕事量が多く感じた

次に感じたことは、1杯のコーヒーを淹れるために1人のスタッフが行う仕事量がハンドドリップでは多く感じたことです。コーヒーを淹れ終わった後の仕事量も含めるとサイフォンコーヒーの方が大変だと思いますが、コーヒーの提供をスピーディに行うにはサイフォンコーヒーの方がメリットがあります。淹れ終わった後のフィルターの掃除や上ボールの掃除は、数を揃えておけば落ち着いた時にいつでもできます。

ハンドドリップでは90秒〜120秒というお湯を注ぐ時間が必要ですが、サイフォンコーヒーの場合はお湯が沸騰するまでの数分を他の作業に回せるのです。こんな効率の良いことはメリットでしかありませんでした。

③コーヒーの温度による香味変化を楽しむことができる

ハンドドリップコーヒーでは、約60℃〜70℃が提供後のコーヒーの温度です。それに対しサイフォンコーヒーでは、抽出直後は約94℃、提供後のコーヒーの温度は約80℃〜90℃と高い温度で提供することが可能です。

ここで1つ日本人の特徴を挙げるとすると、日本人は高い温度を好むと思いませんか?

鍋、味噌汁、日本茶、白米など日本人はフーフーしながら美味しそうに召し上がります。温泉に行っては、熱い湯船に浸かりますよね?寿司や和菓子のように冷たいものも好みますが、日本人は昔から好む温度帯が広いんです。

そこで高い温度から低い温度までコーヒーを楽しんでもらうことを考えた結果、サイフォンコーヒーで2杯分を提供することにたどり着きました。また、コーヒーは温度が下がることにより香味も変化するため一石二鳥で楽しむことができます。

これがCOFFEE ROASTERY 101の現在のスタイルです。まだまだハンドドリップによる提供を諦めているわけではありませんが、お客様のことを最優先で考えた結果、サイフォンコーヒーにたどり着いたといっても良いと思います。

まとめ

サイフォンコーヒーには魅力がたくさんあります。COFFEE ROASTERY 101がサイフォンコーヒーを採用した理由は伝えきれないほどありますが、すべてはご来店下さるお客様のことを第一優先で考えた結果です。

サイフォンコーヒー講座プロフェッショナルコースを検討されている方、お問い合わせお待ちしております。より現場に近い立場からリアルなテクニックを伝授させていただきます。

ただサイフォンコーヒーを教えるだけではありません。私たちCOFFEE ROASTERY 101は、受講される方の繁盛を目指します。

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