先日、イエメンスペシャルティコーヒーのカッピング会を開催しました。
皆さんご参加いただき、ありがとうございました。
今回はゲストとして、Tareq AL Mogahed(タレック)さんにも来ていただき、計8カップのサンプルをご用意しました。
しかし、そこでトラブル発生。
カッピングサンプルを事前にCOFFEE ROASTERY 101へ送っていただいてましたが、袋を開けたらなんと生豆の状態ではないですか。
そんなトラブルがありながら、即8検体を焙煎し、なんとかカッピング会を行うことができました。焙煎後1時間も経っていない超フレッシュなカッピングでしたが、意外にも香りが感知でき、新しい発見でもありました。
次回は気をつけます。
タレックさんにイエメンのリアルな現状をお話しいただき、尚且つイエメンでは皆朝起きたらコーヒーと一緒に食べるというデーツまでいただきました。これ美味しかったです。
標高2,000m以上に農園があり、当然道路は舗装されていない現地。60代〜70代の農園主は手摘み収穫した30キロにもなるコーヒーチェリーを担ぎ、岩崖を降りていくそうです。それも何往復と繰り返します。
欠点豆の除去やその他の作業もすべて人の手によって行われます。そして贅沢に使える水はないことから基本的には、すべてナチュラル精製です。
コーヒーの輸出量は減少しており、コーヒー栽培の代わりに麻薬である「カート」と呼ばれる植物の栽培・乱用が急増しているというお話しも聞けました。
「市場価値の高い高品質なコーヒー豆を適正な価格で販売し、農家に多くの利益を還元することで麻薬の栽培を食い止めたい」と立ち上がったタレックさんの大きな挑戦に、2年前からCOFFEE ROASTERY 101も微力ながら協力させていただいています。
今回も是非皆さんに提供したいと思うコーヒーが見つかりましたので、買付する予定です。
次回のカッピング会はインドネシアとラオスを予定しています。まだ日程等何も決まっていませんが、参加ご希望の方は下記よりお問い合わせください。
またCOFFEE ROASTERY 101では、一般のお客様や開業を目指している方、すでに開業している方向けにコーヒー講座を開催しています。ご興味のある方は一度下記コーヒー講座メニューをご覧ください。
COFFEE ROASTERY 101
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松本安弘