最近では、ファミリーレストランや定食屋等のチェーン店でもメニュー表に書かれることが多くなったカロリーの表記。実際にそのカロリー表記を参考に商品を選ぶ方も多いのではないでしょうか。では毎日2〜3杯飲むという方も少なくないコーヒーは、1杯あたりどれくらいのカロリーがあるのでしょうか。
1.みんなが気にしているカロリーとは |
2.コーヒー1杯あたりのカロリー |
3.カロリーが気になる方はブラックコーヒーがおすすめ |
4.最後に |
みんなが気にしているカロリーとは
カロリーとは
カロリーとは、エネルギーの単位の1つです。人間や動物は生命維持や活動にエネルギーを必要としますが、そのエネルギーの単位のことを指します。一般的に食品や飲料ではkcal(キロカロリー)が主に使われています。
エネルギーとは
エネルギーとは、人間や動物が身体を動かすために必要としているいわば「元気の源」のようなものです。食品の中で主にエネルギーとして利用できる栄養素は、たんぱく質と脂質と炭水化物で、これを三大栄養素といいます。三大栄養素は「エネルギー産生栄養素」とも呼ばれ、生命維持には必要不可欠な存在です。
※三大栄養素にビタミンとミネラルが加わったものを五大栄養素といいます。
1キロカロリーの定義
1キロカロリーは、1リットルの水を1気圧のもとで1℃上昇させるのに必要なエネルギー(熱量)と定義されています。
一般的な私たちには少し難しい定義ですが、1gあたりのたんぱく質と炭水化物は4kcal、脂質は9kcalと決まっています。
カロリー摂取のバランスと摂取量
カロリー摂取のバランスは厚生労働省からおおむねの目標割合が発表されていて、1日に食事から摂取するカロリーのうち、炭水化物が50~65%、脂質が20~30%、たんぱく質は13~20%となっています。
コーヒー1杯あたりのカロリー
では、コーヒー1杯あたりのカロリーは何kcalなのか解説します。
コーヒー1杯8kcal
コーヒー豆10gを150mlのお湯で浸出した場合のコーヒー1杯あたりのカロリーは約4kcalといわれています。(参考文献:七訂 日本食品標準成分表より)ただし、これは砂糖やコーヒーフレッシュを入れない場合のブラックコーヒーです。
最近ではコーヒー1杯200mlほどで飲まれる方も多いので、その場合は約7〜8kcalとなります。
ブラックコーヒーで飲む場合、カロリーはそこまで高くありません。
砂糖は1本(3g)あたり約12kcal、コーヒーフレッシュ1個(5g)あたり約12kcalなので、コーヒーに砂糖とコーヒーフレッシュを入れる場合のカロリーは約32kcalとなり、ブラックコーヒーの約4倍に相当します。
他の飲料との比較
炭酸飲料のコーラの場合200mlあたり約92kcal、サイダーの場合約82kcal、ジンジャエールの場合約72kcal、一般的な牛乳の場合約138kcal、成分無調整豆乳の場合約115kcalとなりますので、ブラックコーヒーは他の飲料と比べるとカロリーは低いことが分かります。ただしカフェオレやカフェラテなど牛乳を使ったアレンジドリンクの場合、カロリーは自ずと高くなります。
カロリーが気になる方はブラックコーヒーがおすすめ
他の食べ物や飲み物と比べるとブラックコーヒーは低カロリーといえるのではないでしょうか。また私自身、今まで特にカロリーを気にしたことはありませんでしたが、今思えば喫茶店のマスターやカフェを営むオーナーさんで「誰が見ても肥満だ」と思う方はいないことに気づきました。皆さんがよく行く喫茶店やカフェではいかがでしょうか?
もしかして、コーヒーはダイエット効果もある?
最後に
COFFEE ROASTERY 101では、個性豊かで甘みが感じられるコーヒーを目指しています。「いつも砂糖を入れるのに、このコーヒーは砂糖を入れなくても飲めた」というようなお客様からのお言葉は、本当に嬉しいものです。
是非、COFFEE ROASTERY 101が厳選して買い付けした、スペシャルティコーヒーをお試しいただければ幸いです。
COFFEE ROASTERY 101
CQI認定Q Arabica Grader
松本安弘