サイフォン器具を一式揃えて、ワクワクドキドキ
適切に焙煎された高品質で高鮮度なコーヒー豆を使いサイフォンで淹れたコーヒーは、キレイな酸味と十分な甘味が感じられ、質感の良い最高の1杯を楽しむことができます。
ただし、その最高の1杯を淹れるためにはコーヒー抽出後のお手入れが欠かせません。今回はいつも美味しいコーヒーを淹れるために、またサイフォン器具をより長く使うために簡単なお手入れ方法を紹介します。
【目次】 |
1.サイフォン器具のお手入れは難しい? |
2.サイフォン器具のお手入れ(ろか布フィルター) |
3.サイフォン器具のお手入れ(上ボールと下ボール&スタンド) |
4.まとめ |
サイフォン器具のお手入れは難しい?
コーヒー好きな方でも、サイフォンでコーヒーを淹れるとなると少しハードルが高いと思う方が多いのではないでしょうか?
その理由の一つに、お手入れ方法が分からない、または難しいという固定概念が挙げられます。COFFEE ROASTERY 101では、そんな固定概念を少しでもなくすことができれば嬉しく思います。
結論から言うと、サイフォン器具のお手入れは何一つ難しいことはありません。そして、めんどくさいと思われがちですが1日300杯サイフォンでコーヒーを淹れているCOFFEE ROASTERY 101の感覚では、下記の表のようなイメージで認識しています。
抽出方法 | 淹れ終わるまでの作業量 | 淹れ終わった後の作業量 | トータル作業量 |
ペーパーハンドドリップ | 70 | 30 | 100 |
サイフォン | 50 | 50 | 100 |
コーヒーを淹れ終わるまでの作業量と淹れ終わった後の作業量のトータルは、他の抽出器具と比べてそこまで変わらないのです。そしてサイフォン器具のお手入れは、簡単なのですぐに慣れると思います。それでは早速コーヒー抽出後のサイフォン器具のお手入れを見ていきましょう。
サイフォン器具のお手入れ(ろか布フィルター)
コーヒーを淹れ終わった状態が上の写真になります。このコーヒードームを見てキレイ、カワイイと思った方は、サイフォンコーヒーにハマること間違いなしです。
黒いゴムの部分を持ち、上ボールの上部を手で軽く叩くことで、コーヒー抽出後のコーヒーの粉がほぐれます。
ほぐれたコーヒーの粉を捨てた後、ろか布フィルター(ろか器)を外します。
ろか布フィルターは優しく指で洗うという方がいますが、それではしっかり洗えていません。ろか布がしっかり取付できていれば、たわしでゴシゴシ洗っても外れることはないのでご安心ください。表面だけでなく縁の部分までしっかり洗うことで次も美味しいコーヒーを淹れることができます。
注意点①:流水を使用し、中性洗剤などは使用しないでください。必ず水またはお湯洗いです!!
注意点②:ご自宅では、配管にコーヒーの粉が詰まってしまう恐れがあるため、できるだけ三角コーナーの上でお手入れしてください。
※ろか布の交換方法は最下部のリンクからご確認いただけます。
しっかり洗った後は、キレイな水に浸して冷蔵庫で保管してください。
ろか布フィルターのお手入れはたったこれだけです。簡単ですね。
サイフォン器具のお手入れ(上ボールと下ボール&スタンド)
上ボールのお手入れは、柔らかいスポンジを使用し流水で洗います。毎回中性洗剤を使用するという方がいますが、基本的には水またはお湯洗いで十分です。中性洗剤を使用すると上ボールの素材はガラスなので非常に滑べりやすく、落として割れてしまう可能性があります。
中性洗剤を使用して洗うのは1ヶ月に1回程度、または汚れが気になった時だけで問題ありません。
注意点①:ご自宅では、配管にコーヒーの粉が詰まってしまう恐れがあるため、できるだけ三角コーナーの上でお手入れしてください。
わずかに残ったコーヒーのカスはロート側から水を流し入れれば、すべてキレイに流れますよ。
下ボール&スタンドも基本的には水またはお湯洗いで問題ありません。下ボールの中は2〜3回すすげばキレイになります。
注ぎ口やスタンドの取手部分などの汚れが気になった場合のみ中性洗剤を使用してください。
注意:中性洗剤を使用する場合は下ボールの中に洗剤が残らないように十分注意してくさだい。
最後は乾いたタオルで軽く拭き取り完了です。下ボールの中は、タオルを使うとタオルの繊維が入ってしまう可能性があります。タオルを使わず、水分を軽く取り除くだけで問題ありません。
COFFEE ROASTERY 101では、3年以上使い倒してますが写真のようにまだまだ使えます。
まともな人は写真左のようにわざわざ下ボールを外し、逆向きにつけ直したりしないでね。
これが正しいお手入れ方法と本気で言っている方がいますが、恥ずかしいからマネしないように。だから長持ちしないんですよ!!COFFEE ROASTERY 101でサイフォン講座プロフェッショナルコースを受けられた方全員が、長持ちしない理由を分かってます。
まとめ
今回はサイフォン器具のお手入れ方法について紹介しました。
サイフォン器具のお手入れに難しいことは一切なく、適切なメンテナンスを行えばサイフォン器具を長くお使いいただくことができます。
万が一、破損してしまった場合でもコーヒーサイフォンテクニカは交換パーツが揃っているため安心です。
是非一度サイフォンコーヒーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ご不明点があればお気軽に問い合わせください。
【関連記事】
【関連商品】
サイフォンコーヒーテクニカ(1〜2杯用)+ろか布+竹ベラのオリジナルセットのご購入はこちら
サイフォン用ろか布(5枚入り)のご購入はこちら
コーヒーサイフォン用ビームヒーターのご購入はこちら
【サイフォンコーヒー講座】
COFFEE ROASTERY 101
CQI認定Q Arabica Grader
松本安弘