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2023/01/07
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インドネシアで生産されているコーヒー豆の特徴とは

ブラジル、エチオピアに続き、今回はインドネシアのコーヒー豆について紹介していきます。

トラジャマンデリンという言葉は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。エチオピアで生産されたコーヒー豆が通称モカといわれるように、インドネシアで生産されたコーヒー豆も生産地域によりトラジャやマンデリンといわれています。

それではインドネシアで生産されているコーヒー豆はどのような特徴があるのでしょうか。解説していきます。

COFFEE ROASTERY 101が取り扱いしているインドネシアのコーヒー豆も紹介させていただきます。

【目次】
1.インドネシアで生産されているコーヒー豆の歴史
2.コーヒー豆の収穫方法
3.コーヒーの味や風味
4.COFFEE ROASTERY 101が取り扱いしているインドネシアのコーヒー豆
5.まとめ

インドネシアで生産されているコーヒー豆の歴史

インドネシアとは

インドネシア共和国、通称インドネシアは東南アジアに位置しており、首都はジャワ島にあるジャカルタ。1万7,504もの島から構成されています。

面積は約192万㎢で、日本の約5倍の大きさがあり人口は約2億7640万人(2021年:世銀)。

約300の民族が共存しています。

インドネシアコーヒーのマンデリンは元々スマトラ島の部族「マンデリン族」から付けられた名前です。

インドネシアコーヒーの歴史

17世紀頃にオランダ軍によりアラビカ種がジャワ島に持ち込まれました。その後、一度は全滅しましたが1699年に再度持ち込まれ本格的にコーヒーの栽培が始まったといわれています。1830年頃にはジャワ島でプランテーションが行われ、スマトラ島の西海岸でもコーヒーの栽培が始まりました。しかし1860年代から19世紀にかけてコーヒーノキが枯れてしまう病気「サビ病」が感染拡大し、またしても全滅。

その後は病気に強いカネフォラ種の栽培がメインに行われ、現在ではインドネシアで生産されているコーヒー豆の90%以上はカネフォラ種、アラビカ種の栽培は10%以下といわれています。

コーヒー豆の生産量

インドネシアにおけるコーヒー豆の年間生産量は約765トン、世界3位の生産量があり、2023年1月の発表では世界のコーヒーの約7.7%がインドネシアで生産されたコーヒー豆といわれています。過去5年をみても生産量は年々増加し続けており、世界からの注目度の高さを感じます。

世界のコーヒー豆生産量ランキング2021【2023年1月発表】はこちら

コーヒー豆の収穫方法

インドネシアにおけるコーヒーチェリーの収穫時期は生産地域によって様々ですが、10月〜3月がコーヒーチェリーの主な収穫時期です。

生産地域はスマトラ島で約70%、ジャワ島で約12%、スラウェシ島で約10%、その他の島々でも生産されています。

栽培しているコーヒーの品種は、約90%がカネフォラ種、残りの10%がアラビカ種になりますが、今回はスマトラ島で収穫されるアラビカ種、マンデリンについてみていきたいと思います。

マンデリンの収穫は、精製方法が特徴的です。他に類を見ない精製方法で、セミウォッシュやスマトラ式、ウェットハルなどと呼ばれています。

 

赤く熟したコーヒーチェリーのみを丁寧に収穫(手摘み)して、コーヒーチェリーの果肉部分をパルパーと呼ばれる果肉除去機で除去します。

果肉を除去したパーチメントの表面は、ぬるぬるの粘液質(ミューシレージ)が付着したままなので、粘液質を除去しやすくするために発酵槽にて約24時間発酵させます。

発酵が終わるとミューシレージリムーバーと呼ばれる除去機で粘液質をきれいに除去し、パーチメントコーヒーの状態で天日干し乾燥させます。

部分的に乾燥(水分40%〜50%)したパーチメントコーヒーは業者により農園から集められ、脱穀機でパーチメントを取り除き生豆を取り出します。

取り出された生豆は、含水率が17%〜20%になるまで再び乾燥させて、精製工場から出荷されます。

多くの産地では、コーヒーチェリーの状態で業者に集められ、集められたコーヒーチェリーは果肉、粘液質の除去後、パーチメントコーヒーの状態で最後まで乾燥させるのが一般的です。しかしスマトラ島で収穫されるマンデリンは、農園で果肉、粘液質の除去を行い、パーチメントコーヒーの状態で半乾きまで乾燥した後に業者に集められるのです。そして脱穀機でパーチメントを除去した生豆の状態で、再び乾燥させます。

マンデリンコーヒーの味や風味

特徴的な精製方法で仕上げられたマンデリンコーヒーは独特なフレーバーをもちます。癖が強く奥行きがあり、焙煎度によっても大きく味わいが変わります。深煎りに仕上げたマンデリンはアイスコーヒーやカフェオレにも向いており、ブレンドのベースとして使われることも多くあります。

COFFEE ROASTERY 101が取り扱いしているインドネシアのコーヒー豆

https://shop.roastery101.com/products/indonesia-lintong-mandheling-g1-wet-hulled-200g

■Roast level

City roast or Fullcity roast

■Flavor profile

Mango、Pineapple、Herb、Whiskey、Resinous

まとめ

インドネシアにおけるコーヒー豆の生産量は世界3位です。そのうち約90%はカネフォラ種、約10%はアラビカ種を生産しています。

アラビカ種の中でも特に有名な、スマトラ島で栽培されているマンデリンは、他に類を見ない精製方法により独特なフレーバー感じることができます。

特にCOFFEE ROASTERY 101が取り扱いしているインドネシアのコーヒー豆は、南国フルーツを思わせるフレーバーとハーブやウイスキー、新鮮な樹脂を思わせる複雑なアフターテイストも感じられます。

是非一度お試しください。