いつもCOFFEE ROASTERY 101をご利用いただき、ありがとうございます。
この度、コロンビア産のコーヒー豆を買付しましたので案内させていただきます。
【目次】 |
1.コーヒー豆の詳細 |
2.生産地について |
3.カッピングコメント |
コーヒー豆の詳細
生産国:コロンビア |
生産地域:トリマ県プラナーダス地域 |
農園:エルパライソ農園 |
標高:1,900m |
品種:ティピカ |
生産処理:ウォッシュド&60hアナエロビック |
その他:60時間嫌気性発酵 |
生産地について
近年注目されている地域の一つであるトリマ県に位置するプラナーダスのティピカ種。プラナーダスは2000年代初頭までゲリラの影響下にあり、国内でも決して豊かな地域とは言えず、4時間以上舗装されていない道を通ったり、小川を渡ったりしないと辿り着けない場所にあります。しかし、一度農園に到着すれば、そのポテンシャルの高さに驚かされます。
今回のコーヒー豆は、プラナーダスの高地に位置するEl Paraiso農園のチェリーをLa Roca農園が精製処理したティピカ種になります。60時間嫌気性発酵を行うことで、品種由来の果実感を引き立て、かつプラナーダスの恵まれた標高により、過発酵にならずクリーンなコーヒーとなっています。
このコーヒー生産に携わったホルへはプラナーダス地域で3世代続く農園の息子であり、4〜5年前に初めてスペシャルティグレードの生産を始めました、その後2022年のCOE初エントリーで3位に入賞し、2023年のCOEでは24位という結果を収め、コーヒー生産への情熱を一層強めています。また2023年度のCOEで1位、3位、24位はすべてホルへが精製処理を携わっています。
さらにホルヘの10歳の息子は、15歳以下がエントリーできるコロンビアのキッズ向けカップテイスターズで1位になりました。彼の息子が精製処理したコーヒーが飲める日もそう遠くないかもしれません。
カッピングコメント
今回のコーヒーはコロンビアのニュークロップ25種類をブラインドでカッピングし、上位に入ったコーヒー豆です。
フローラルでグレープフルーツやラズベリーのような瑞々しさを感じます。
是非一度お試しください。
COFFEE ROASTERY 101
CQI認定Q Arabica Grader
松本安弘