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2024/03/28
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【イエメン】コーヒー豆販売開始のご案内

いつもCOFFEE ROASTERY 101をご利用いただき、ありがとうございます。

イエメンコーヒーのカッピング会から約1ヶ月ほど経ちましたが、ようやくイエメンコーヒーの販売を開始することができましたので、COFFEE ROASTERY 101が今回買付したイエメンコーヒーについてご紹介したいと思います。

【目次】
1.コーヒー豆の詳細
2.タレックさんとCOFFEE ROASTERY 101の取り組み
3.アブドゥルハキームさんのコーヒー
4.COFFEE ROASTERY 101のコメント

コーヒー豆の詳細

生産国:イエメン
生産エリア:サナア州 マナーカ町 ジャルマ村
生産者:アブドゥルハキームさん
標高:2,183m〜2,350m
品種:ジャディ、ダワイリ、ウダイニ(古代ティピカ/イエメニーア)
精製:アナエロビック ナチュラル
その他:ナノロット

タレックさんとCOFFEE ROASTERY 101の取り組み

イエメン出身のタレックさん(写真右)は、日本でイエメンコーヒーの販売を行っています。

イエメンでは長く続いている激しい内戦により、コーヒー豆を栽培したり海外へ輸出したりすることが非常に難しくなっています。その影響もあり、イエメンではコーヒー豆の代わりに麻薬であるカート」と呼ばれる植物の栽培や乱用が急増しているそうです。

そこで立ち上がったタレック兄弟は麻薬の栽培を食い止めるために、より市場価値の高い高品質なコーヒー豆を栽培・販売することで、農家に多くの利益を還元する活動を行っています。タレックさんの兄は、イエメンでコーヒー豆の栽培におけるアドバイスや管理・輸出などを行い、タレックさんは日本に輸入されたイエメンコーヒーを自家焙煎店へ卸販売しています。

COFFEE ROASTERY 101では、タレック兄弟の大きな挑戦に数年前から協力させていただいています。

アブドゥルハキームさんのコーヒー

COFFEE ROASTERY 101が今回買付したイエメンのコーヒー豆は、最高級イエメンコーヒーを手掛けているメンバーの一人、アブドゥルハキームさんが栽培した希少なコーヒー豆になります。

カッピング会の時に「このコーヒーは飛び抜けて美味しい」と思いタレックさんに詳細を確認したところ、今回わずか30キロしか収穫できなかったナノロットだと分かりました。そんなコーヒーがこんな田舎の喫茶店に?

当然買付価格も跳ね上がっていましたが、その後アブドゥルハキームさんも元々は麻薬であるカートを栽培していたことを耳にしました。現在ではカートの木はすべて取り除き、コーヒー豆の栽培に人生を掛けているということを教えていただき、今回即決することに決めました。

標高が高く設備も整っていないイエメンでは、数十キロにもなるコーヒチェリーを人力で担ぎ下山するそうです。

日本とは違い、道が整備されていない場所も多く、崩れそうな崖を降りなければならないことも多々あります。

COFFEE ROASTERY 101のコメント

コーヒー豆の大量生産はできない、設備も整っていない、内戦が続いている、麻薬の栽培・乱用が急増している。

こうした中、立ち上がったタレック兄弟は本当に素晴らしいと思います。

今回買付したコーヒー豆は、少しシワはあるものの、味に大きな影響はなく、イエメンらしさを残した素晴らしい風味に仕上がっています。ワインやレーズンを思わせるフレーバーにコーヒーが冷めてくると感じるバナナのようなニュアンスが癖になります。

追加の買付はできない為、無くなり次第終売となります。この機会に是非お試しください。

コーヒー好きの方へのプレゼントとしても喜ばれるのではないでしょうか。

 

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松本安弘