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コーヒー豆定期便2023年6月の詳細をご案内いたします。
【目次】 |
1.コーヒー豆生産国のご紹介 |
2.コーヒー豆知識 |
3.その他まとめ |
コーヒー豆生産国のご紹介
生産国 | ニカラグア |
生産地域 | ヌエバセゴビア県オコタル地区 |
農園 | ラ・ラグーナ農園(農園主:Valladarez Family) |
標高 | 1,350m |
品種 | カツーラ種 |
乾燥方法 | フリーウォッシュド |
規格・認証 | HG |
コーヒー豆知識
ヒストリー
La Laguna は、Nicaragua北部、Honduras国境に接するNueva Segovia県、Ocotal地区 に位置し、Buenos Airesの農園主であるValladares Familyが2012年に 買い取った農園です。Valladarez Familyは、現在10の農園を所有しています(Buenos Aires, El Carmen, Mira Flor, El Naranjo Dipilto, El Naranjo Quilali, Ojo de Agua, Suyatal, La Laguna, San Salvador, Monte Livano)。 Valladarez Familyは、元々Hondurasに住んでいましたが、45年前に内戦がひどくなり、 NicaraguaのOcotalに移り住んできました。
現在、4代目にあたるLuis Emilio氏、 Olman氏の兄弟で農園を管理していますが、彼らのお父さんのLuis Emilio氏も70歳を超え ていますが、農園に入ったり、牛の世話をして今もなお働いています。
サスティナビリティ
Valladarez Family所有のBuenos Aires農園では恵まれた自然環境を大切にし、自然と共存しながらコーヒー作りを続けることが最も重要だと考えています。農園内には68軒の 家があり、農園で働く人々が快適に過ごせるような環境を整えており、子供たちがコンピューターを学べるための部屋も整えられています
プロセス
①収穫期は、完全完熟実のみを摘みとるように、ピッカーに指導しています。そのため通常のNicaraguaのPickerの平均賃金より高い賃金をこの農園で働くPickerに支払ってい ます。その後、収穫されたチェリーの中に未完熟豆が混ざっていないかもう一度確認し、もし混ざっていたら取り除いてからWet Processに進めるようにしています。
②摘みとられたチェリーは、農園からトラックで約20分のところにあるWet Mill “Beneficio San Carlos”に運ばれます。1日2回、11時、15時に運んでいます。
③Wet Millに到着したチェリーは、タイル張りのチェリー集積槽に入れられます。この集積槽は、出口が”く”の字になっていて、チェリーが勢い良く次の工程に行く事を防いでいます。このWet Millでは、飲み水にもなる自然の湧き水をボンベで運んできて使っています。
④水と一緒にゆっくり送られたチェリーは、まずは水による比重選別が行われます。比重 が軽く浮いたチェリー(過熟、Empty、虫食いチェリー)は、Pulpingマシーンには行かず別処理されます。同時に沈んだチェリー(完熟チェリー、未成熟チェリー)は、Pulpingマシーンに進みます。この時、水はチェリーと分けられ、水はPulpingには使われず取って置き、次の工程で使われます。
⑤Pulpingマシーンを通った剥かれたパーチメント(熟度の良いもの)と、剥かれなかったチェリー(熟度の悪いもの)は、チェリーセパレーター(クリバ)の中に入ります。剥かれたパーチメントは、サイズが小さいので、クリバから飛び出し醗酵槽に運ばれます。剥かれなかったチェリーは、クリバの中に入ったままで、別処理に回されます。
⑥醗酵槽に運ばれたパーチメントは、約16~17時間の醗酵工程がとられます。
⑦翌朝、醗酵槽の水は一度抜かれ、新しい水1リットルが醗酵槽に入れられます。その後、水路に運ばれ、塊になっているParchmentをほどくように、木製のヘラを使い優しく洗われます。 この水路でも比重選別が行われており、沈んだ重いパーチメントだけが1st lineとして処理されます。浮いたパーチメントは、比重が軽いため密度がつまっていない豆として、別処理 に回されます。水路は、ロットごとにきれいに洗って使われています。水路を通過したパー チメントは、汚れた水は一度捨てられ、グリーンのタンクに入れられ、さらにきれいな水で洗われます。 ※このWet Millは、エコロジカルな仕組みにできており、彼らは1ポンドのパーチメントを処理するのに、3リットルの最小限の水だけを使うようにしています(③~⑤:2リットル、⑥~⑦:1リットル)。また、彼らは水をリサイクルして使っていますが、昨日使った水は今日は使わない、数回リ サイクルして使ったものは使わないなどの工夫をしています。
⑧洗われたパーチメントは、ムシラージュの最終的な残り具合をチェックしながら、プラスティックのバッグに詰められ、車で約15分のところにあるDry Mill “Beneficio Buenos Aires” に運ばれ、乾燥させます。
⑨ 乾燥中のPatioでは、好ましくないパーチメントや、チェリーが残ったままのパーチメントをピッキングして取り除くようにしています。
⑩パーチメントはロットごとに分けて処理されており、最後はCuppingをして味を確認してい ます。
⑪船積み前の精選では、ハンドピックを行い、欠点豆などを取り除いています。
その他まとめ
今回はニカラグアで生産されたスペシャルティコーヒーを定期便としてお送りさせていただきました。
焙煎度合いはシティロースト(中深煎り)で仕上げています。
美味しいコーヒーを淹れてゆっくりとした時間をお過ごしください。
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