持ち運びが簡単な手動式から重さが数キロあるいは数十キロもあるような大型の電動式まで、様々なコーヒーグラインダー(コーヒーミル)が存在します。またエスプレッソ専用のグラインダーまで合わせると、その数は数百種類と言われています。
そこで今回は、コーヒーグラインダーとコーヒーミルの違いや特徴について紹介したいと思います。
【目次】 |
1.コーヒーグラインダーとコーヒーミルの違い |
2.コーヒー豆を粉状にする方法 |
3.COFFEE ROASTERY 101のおすすめコーヒーグラインダー |
4.まとめ |
コーヒーグラインダーとコーヒーミルの違い
コーヒー豆を粉状にする器具や機械のことを、コーヒーグラインダーやコーヒーミルといいます。
「コーヒーグラインダー」は、コーヒー豆をすり潰して粉状にするタイプ、「コーヒーミル」はコーヒー豆を砕いて粉状にするタイプのことをいいますが、呼び方にしっかりとした決まりはなく人によってさまざまです。
COFFEE ROASTERY 101では、電源が必要で持ち運びが難しい大型の電動式をコーヒーグラインダー、電源を必要としない持ち運びが簡単にできる手動式をコーヒーミルと呼んでいます。
どちらの呼び方でも間違いではありませんので、ご安心ください。
コーヒー豆を粉状にする方法
コーヒー豆を粉状にする方法はいくつかあります。それは刃の形状によるものです。刃の形状により粒度の均一性は異なり、コーヒーの風味にもダイレクトで影響します。性能を計る指標の一つに「粒度分布」という統計学的グラフで表される物がありますが一般的にグラフ形状のピークの山が高くてすそ野が狭い方が、粒度が揃っているということになり、コーヒーの抽出に好ましいといわれています。
それぞれメリットやデメリットがありますが、少しでも参考になればと思います。
①ブレードカッター式(プロペラ式)
電動式
プロペラ型の刃が回転し、刃とコーヒー豆がぶつかり合うことで粉砕されて粉状になります。
フードプロセッサーやジューサーでも同じようにブレードカッター式が採用されています。
安価でお買い求めしやすい価格帯ですが、スイッチを押している時だけ刃が回転する仕組みのため、毎回粒度(挽き目)を安定させることが難しく、なんとなくの目視で粒度を決める必要があります。
粒度の不均一さはコーヒーの味にも大きく影響してしまうため、ブレードカッター式は本格的にコーヒーを淹れたい方にはあまりオススメしません。
コニカルカッター式
電動式・手動式
コーヒー豆が、固定された刃と回転する円錐型の刃の間を通過することですり潰されて粉状になります。刃と刃の隙間を広くすると粗挽き、狭くすると細挽きにできるので、お好みに合わせて微調整することができます。
また、刃がセラミック製のものは金属臭がコーヒーにつかないため、コーヒー本来の風味を楽しむことができ、セラミック刃を取り外して水洗いすることもできるため衛生面でも安心です。
ブレードカッター式に比べると粒度も安定し微分も少ないため、慣れればいつでも美味しいコーヒーが淹れられます。
電源を必要としないコンパクトな手動式は、アウトドアやハイキングにも持ち運びできるためアウトドア用品店でも購入することができます。
フラットカッター式(フラットディスク式)
電動式
コーヒー豆が、固定された平面の刃と回転する平面の刃の間を通過することですり潰されて粉状になります。コニカルカッター式と同様に刃と刃の隙間を広くすると粗挽き、狭くすると細挽きにできるので、お好みに合わせて微調整することができます。
フラットカッター式には、カッティング式と臼式があり、一般家庭で毎日コーヒーを飲む方や喫茶店やカフェでも多く使われています。
ロールグラインダー
工業用
工業用グラインダーです。ロール状のカッティング山が着いた棒が2つで1セットとなり、この回転するロールで豆が粉砕されて粉状になります。ロール状の棒は3セット用意されおり、最初に粗粉砕、2回目に中間粉砕、3回目に設定した粒度に粉砕されます。
ロールとロールの隙間を広くすると粗挽き、狭くすると細挽きにできるので、3セットのロールを微調整して適正な粒度にします。
熱の発生も少なく、大量のコーヒー豆を短時間で粉状にできるため工業用として使われています。確実に多段階に渡って粉砕されるので粒度分布に優れているグラインダーです。
COFFEE ROASTERY 101のおすすめコーヒーグラインダー
コーヒー豆を粉状にするコーヒーグラインダーは数百種類あり、重さ数百グラムのコンパクトなサイズから動かすことが困難な重さ数十キロもある大型なサイズまであります。また価格に関しても数千円で購入できる安価な商品から数十万円する高価な商品までさまざまです。
そこで今回は、COFFEE ROASTERY 101がおすすめするコーヒーグラインダーを1つ紹介します。
家庭用では贅沢な高級品、小規模なカフェや喫茶店であればこれ1台で十分といった当店の一押し商品です。
COFFEE ROASTERY 101のおすすめコーヒーグラインダー→フジローヤル R220 みるっこ
確かにデメリットもあります。しかし、美味しいコーヒーを飲むなら迷わずこの商品一択です。
仕様
型式 | R220 |
サイズ | 130×240×362 |
重量 | 4.6kg |
粉砕能力 | 400g/毎分 |
ホッパー容量 | 200g |
電源 | 単相100V |
定格電力 | 130W |
カラー | 赤・黒・黄 |
まとめ
今回はコーヒーグラインダーとコーヒーミルの違いや特徴、そしてCOFFEE ROASTERY 101のおすすめコーヒーグラインダーを紹介させていただきました。
すべての商品を実際に使って検証したわけではありませんが、少なからずCOFFEE ROASTERY 101が美味しいコーヒーを提供するために数十種類のコーヒーグラインダーを検証した結果、フジローヤル R220 みるっこが総合的に一番おすすめできる商品でした。
次回はこの商品についてもう少し詳しく説明していきたいと思います。
COFFEE ROASTERY 101
CQI認定Q Arabica Grader
松本安弘